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VHSデジタル化急げ…耐用年数20年、ダビング依頼年々増え「月8000本」店舗も - 読売新聞オンライン

 VHSテープを再生するビデオデッキの国内生産が終了して7年。デッキの修理は困難になり、家族の大切な思い出を記録したVHSテープが再生できない世帯が増えている。耐用年数20年ほどとされるテープは次々と寿命を迎えており、テープをデジタルダビングして残すサービスが注目を集めている。(岩島佑希)

 VHSテープなどの映像をデジタル化し、DVDなどに保存するサービスを行う「ダビングコピー革命」(東京都台東区)には、全国から送られたテープが山積みになっている。記録されているのは、子どもの運動会やピアノの発表会、結婚式など、家族の大切な思い出だ。

 押し入れのなかに数十年も眠っていたというケースもあり、湿気でカビが生えたり、ほこりまみれになっていたりするものも少なくない。スタッフらは、テープの汚れを落とした後、映像をデジタル化し、DVDやUSBメモリーなどにダビングして依頼主に返している。40~50代の客からは、「亡くなった家族の映像や音声がよみがえってうれしい」と感謝の言葉を伝えられるという。丸山裕二店長(44)は「デジタル化すれば思い出の映像がよみがえるだけでなく、収納場所にも困らない。依頼は年々増え、月に8000本のテープをダビングしている」と話す。

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2023-11-30 06:27:00Z
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