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円は対ドルで150円台前半、米CPI受けた米金利低下でドル全面安 - ブルームバーグ

15日の東京外国為替市場の円相場は1ドル=150円台前半と海外時間に付けた1週間ぶり高値付近でもみ合っている。米国で消費者物価指数(CPI)が予想を下回る伸びとなり、金利が大幅低下した。東京時間に入りドル売りは一服しているが、米利下げ観測が強まる中、円は底堅い動きとなっている。

 
  • 円は午前8時51分現在、前日比ほぼ変わらずの150円41銭
    • 14日は151円78銭を安値に、海外時間に一時150円16銭と7日以来の水準まで上昇

  三菱UFJ銀行米州金融市場部の藤田大志調査役(ニューヨーク在勤)は、CPIを受けてドル売り地合い継続が市場のコンセンサスになっており、ドルの上値は重いと指摘。ただ、インフレ率はなお目標の2%を上回っているため、米連銀高官の発言がハト派になるとは思えないとし「さらなる米金利低下によるもう一段のドル売りには米小売売上高や米生産者物価指数などの材料が必要だ」と述べた。

  円については、日本銀行の緩和スタンスが影響し、他通貨ほど対ドルで上昇しなかったと同氏は指摘。対他通貨での円安の進行が円の重しになっていると話した。 

今週のドル・円の動き

  14日の米国債は短期債や中期債中心に金利が低下し、利回り曲線(イールドカーブ)は傾斜(スティープ)化した。米CPIが総合、コア共に予想以上の鈍化となり、利上げ打ち止め観測が強まった。金利スワップ市場では来年5月にも利下げを開始するとの見方が強まった。金融政策見通しに対する感応度の高い米2年債利回りは前日比20ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の4.83%台、米10年債利回りは19bp低下の4.44%台となった。

  三菱UFJ銀の藤田氏は、CPIを受けて「市場の注目は来年のどこで利下げをするかがメインテーマになってきている」と述べた。

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2023-11-14 22:34:00Z
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