韓国のサムスン電子が7日発表した2023年1~3月期連結決算(暫定集計)は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比95・8%減の6千億ウォン(約600億円)だった。世界的な景気減速に伴う半導体市況の悪化が響いた。09年1~3月期(5900億ウォン)以来、14年ぶりに1兆ウォンを下回る低水準となった。
部門別の業績は公表していないが、聯合ニュースは主力の半導体部門で赤字を出したとの分析を伝えた。需要の変動に対応するため、データを記憶する半導体メモリーを減産すると明らかにした。
サムスンによると、半導体メモリー事業は需要減に伴い、顧客側での在庫調整が続いた。
聯合ニュースによると、スマートフォン部門は好調で、半導体の不振を一部挽回したとみられる。
売上高は19・0%減の63兆ウォンだった。
半導体は幅広い産業で使われる。世界半導体市場統計によると、今年の世界市場は4・1%縮小する見通しだ。(共同)
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2023-04-07 02:16:47Z
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