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テスラの1-3月期利益は市場予想に届かず、値下げで利益率低下 - ブルームバーグ

電気自動車(EV)メーカーの米テスラが19日発表した1-3月(第1四半期)決算では、利益がアナリスト予想を若干下回った。一連の積極的値下げで利益率が圧迫された。

  売上高は24%増加し233億3000万ドル(約3兆1400億円)と、ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均の233億5000万ドルにほぼ一致した。一部項目を除いた1株利益は85セントに減少し、市場予想平均の86セントをわずかに下回った。フリーキャッシュフローは4億4100万ドルと、2年ぶりの低水準に落ち込んだ。アナリスト予想は32億4000万ドルだった。

  テスラはEV市場での主導的地位を守るため値下げを続けている。1-3月期の営業利益率は11.4%で、前四半期の16%や1年前の19.2%から低下した。同社は自動車部門の利益率を開示しなかったが、昨年初めは30%を超えていた。

  同社の株価は決算発表後の時間外取引で一時5%近く下落した。年初来の上昇率は19日の通常取引終値時点で47%に達していた。

  ディープウォーター・アセット・マネジメントのマネジングパートナー、ジーン・マンスター氏は、「テスラは荒波にもまれている。在庫が増加しつつある」と指摘。「投資家はこうした傾向が改善し始めるのを見たいのだ」と付け加えた。

  テスラの収益性は他のEVメーカーとは一線を画しており、投資家が注視している。同社は営業利益率の低下について「管理可能なペース」 との認識を示し、最近の値下げを巡る懸念を否定。納車台数の増加や原材料費の高騰が利益の押し下げ要因になったとした。

  イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)はアナリスト向け電話会見で「当社の営業利益率は依然、業界最高水準にある」と述べた。

  テスラはバイデン政権が推進したインフレ抑制法に盛り込まれたEV税優遇策でも恩恵を受けている。1-3月期の規制クレジットの売却収入は5億2100万ドルだった。

  今年の生産台数については、複数年で年平均50%の成長を目指す従来のガイダンスを満たす見通しを示し、今年中に約180万台を納入する見込みだと説明。1-3月期は44万808台を生産、42万2875台を納入し、約1万8000台の余剰在庫を抱えた。マスク氏は受注が現在、生産を超えていると電話会見で語った。 

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原題:Tesla Misses Estimates as Price Cuts Squeeze Profit Margins (2)(抜粋)

(イーロン・マスク氏の発言などを追加し、株価を更新します)

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2023-04-19 20:56:00Z
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