ドイツ銀とコメルツ銀、正式な合併協議入りで合意 - ブルームバーグ

Pedestrians pass a Deutsche Bank AG bank branch in Frankfurt, Germany, on Thursday, March 7, 2019.

Photographer: Jasper Juinen/Bloomberg

Photographer: Jasper Juinen/Bloomberg

ドイツの２大銀行、ドイツ銀行とコメルツ銀行は正式な合併協議に入ることで合意した。

　　両行は17日の声明で、協議の深化に向けた動きを確認した。ただ、合意に至るかどうか確かではないと指摘した。ドイツ政府が人員とコストの削減を阻止しないことを示唆した後、ブルームバーグは両行の取締役会が正式協議を承認するために会合を開いていると報じていた。

　　合併が実現すれば、資産規模で欧州４位の銀行が生まれることになり、敵対的な買収を阻止するのに寄与する可能性がある。

　　ドイツ銀のクリスティアン・ゼービング最高経営責任者（ＣＥＯ）は従業員向けの書簡で、「ドイツおよび欧州の銀行セクター内で、統合がわれわれにとって重要な問題であることを常に強調してきた」と指摘。「その具体化においてどのように役割を担うか考える必要がある」と表明した。

ドイツ銀、ゼービングＣＥＯ

撮影：Krisztian Bocsi / Bloomberg

　　ドイツ銀行監査役会の主要労組代表は合併に反対を表明しており、合併すれば同行を強化するという目標を達成できず、大量の人員削減につながる可能性があると主張している。事情に詳しい複数の関係者によれば、合併すれば最大３万人が職を失うリスクがある。

　　事情に詳しい関係者によると、ドイツ財務省は輸出主導の同国経済をグローバルで支援するような銀行を確保する取引を支持している。コメルツ銀行を救済したドイツ政府はなお大量の株式を保有している。

コメルツ銀、ツィールケＣＥＯ

撮影: Alex Kraus/Bloomberg

原題：Deutsche Bank and Commerzbank Say They’re in Merger Talks (2)（抜粋）

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https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-03-17/POIN4M6JTSE801

2019-03-17 17:34:00Z
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