スポーツ用品大手のデサントは25日、創業家出身の石本雅敏社長(56)が6月の定時株主総会後に退任し、後任に伊藤忠商事の
石本氏は取締役から退き、顧問などのポストにも就かない。デサントの取締役10人のうち、社外と伊藤忠出身者を含めて計9人が退任し、韓国事業統括を担う取締役のみ留任する。
新経営陣は取締役を6人に減らし、構成はデサントと伊藤忠、社外出身者を2人ずつとする。伊藤忠の求めに沿った体制で、取締役10人中6人がデサント出身者の現在よりも、伊藤忠の意向が反映されやすくなる。
伊藤忠は、韓国事業が売上高の半分を占めるデサントの経営方針を問題視していた。経営陣刷新に向けて出資比率を約30%から40%に高めるTOBを1月31日~3月14日に実施した。両社はTOB成立後の3月17日、決裂していた和解協議を再開した。
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小関秀一氏(こせき・しゅういち)79年東京外国語大卒、伊藤忠商事入社。16年4月から専務執行役員。山形県出身。
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20190325-OYT1T50215/
2019-03-25 11:11:00Z
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