大阪「箕面市」と「新大阪」で地価上昇↑ 共通点は“鉄道”
更新:2019/03/19 19:08
土地取引の目安となる今年の地価が発表されました。大阪の都心部は引き続き上昇する中、注目したのは新大阪と住宅地の箕面市。上昇率の高い2つの場所には共通点がありました。
19日に発表された地価。大阪の商業地1位は、2年連続のミナミでした。大阪市中央区の宗右衛町で1平方メートルあたり1980万円と去年より25.3パーセント上昇。キタも堅調で、商業地は引き続き高い上昇をみせています。(2位:大阪市北区グランフロント大阪南館・1平方メートルあたり1900万円で前年比26.7パーセント上昇)
一方、住宅地の上昇率1位は…箕面市白島です。府内の住宅地全域では0.2パーセントの上昇だったところ、19.3パーセントとダントツの上昇率でした。その背景は…。
「箕面市では新しい駅の工事が着々と進んでいます」(記者リポート)
2020年度の開業を目指す北大阪急行の新駅「箕面萱野駅」と「箕面船場阪大前駅」。箕面市もここぞとばかりに都市開発に力を入れています。
「鉄道の延伸はもう取り組まれているところはあまりないので、全国的にも珍しいと思いますし、当然箕面市としても一大プロジェクトと感じています」(箕面市・北急まちづくり推進室 村上祥一室長)
駅前には大阪大学箕面キャンパスが移設され、隣に生涯学習センターや図書館・文化ホールなどの複合施設を市が整備します。さらに市立病院も新駅近くに移転するほか、温水プールもつくる予定で、市は来年度の建設事業費に約300億円を計上しています。
「当然、鉄道だけではなかなか箕面市の魅力も上がらないので、周りの街づくりも一体となって魅力を上げていこうと取り組んでいます」(箕面市・北急まちづくり推進室 村上祥一室長)
箕面市民に地価が上がっていることについて聞いてみると…
「そりゃあいいことですよね。自分が買ったときよりも何百万円も上がっていたら」
「駅ができて阪大が工事していますから、そうするとおそらくすごく、本当に良くなると思う」
一方、商業地にも鉄道が影響しています。
「商業地として地価が急上昇しているのが、新大阪エリアです」(記者リポート)
今月16日に奈良から新大阪までを結ぶ『おおさか東線』が全線開通したばかりです。新大阪駅の周辺では…
「ホテルが去年4月にオープンしたばかりですが、目と鼻の先に別のホテルがオープンし、さらにそのすぐ目の前には高さ100メートルを超える新しいホテルを建設しています」
ビジネスホテルの建設ラッシュで、去年4月に開業したアパグループは宿泊客だけでなく昼だけの利用客もとりこむことで今月の稼働率は101パーセント。来年には2棟目3棟目も開業予定だということです。
「絶好調です。奈良まで直通で行けるようになったということで、さらなる観光需要が期待できるエリア。さらにこの先、日本は観光大国化していきます。今が非常に良いチャンスだったのかなと我々は思っています」(アパグループ執行役員 出倉輝祐・西日本地区統括部長)
万博開催やIR構想なども見据えた大阪。今後の地価はどう推移するのでしょうか。
最近の関西ニュース
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20190319/GE000000000000027052.shtml
2019-03-19 10:08:00Z
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