鈴木俊一財務相は22日の閣議後会見で、為替市場で円安が進んでいることに関して、「為替相場はファンダメンタルズを反映し安定的に推移するこが重要だ」とした上で、「高い緊張感を持って市場を注視している」と、改めて市場をけん制した。
鈴木財務相は「為替相場は市場において決定される」と述べるとともに、「為替介入の可能性については最もコメントできないことの一つ」との見解を示した。日本銀行の利上げが為替相場に与えた影響についてもコメントを控えた。
日銀が19日の金融政策決定会合でマイナス金利の解除を決定して以降、円安が一段と進んでおり、22日午前には対ドルで一時1ドル=151円86銭と年初来安値を更新した。政府が2022年に円買い介入に踏み切った151円90銭台を目前に介入警戒感がくすぶっており、市場では通貨当局者の発言に対する注目度が高まっている。
日本の利上げによる財政への影響について鈴木財務相は、債務残高の対国内総生産(GDP)比が高い日本は、金利の上昇に伴い利払い費が増加すれば「政策的経費が圧迫される恐れがある」と指摘。歳出・歳入両面の改革努力によって「財政の持続可能性への信認が失われることのないように適切なかじ取りが行われることが重要」と語った。
他の発言
- 今秋に2回目のジャパンウィークスを開催、海外投資家とのコミュニケーション強化、主なイベントは9月30日~10月4日
- 10月3日に資産運用フォーラム、資産運用立国実現プランや新興運用業、サステナブルファイナンスについて意見交換を予定
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(為替市場の動向と財政に関する鈴木財務相の発言を追加して更新しました。更新前の記事は2段落目の為替に関する発言は訂正済みです)
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2024-03-22 00:55:29Z
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