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円は151円台前半、介入警戒でもみ合い-円安「強い違和感」と神田氏 - Bloomberg - ブルームバーグ

29日の東京外国為替市場の円相場は1ドル=151円台前半で推移。欧米などがグッドフライデー(聖金曜日)の祝日で休場となる上、152円台で為替介入も警戒され、相場は年度末の実需の取引をこなしながら方向感なくもみ合った。

  神田真人財務官はブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、今の円安の動きについて「強い違和感を持っている」と語ったが、市場の反応は限定的となっている。

今の円安の動きは「反対方向という意味で強い違和感」-神田財務官

 
  • 円相場は午後3時41分現在、対ドルで前日比ほぼ横ばいの151円40銭
    • 朝方に付けた安値151円50銭から仲値公表にかけて一時151円20銭まで上昇
    • 対ユーロで一時0.2%高の162円94銭まで上昇し、対ドルでの上昇を促す場面も

  ソニーフィナンシャルグループの森本淳太郎シニアアナリストは、27日のウォラーFRB理事の発言をきっかけにドル高圧力が強まる可能性もあるとして「まずは今晩の米個人消費支出(PCE)価格指数を見極めたいという慎重なムードがある」と指摘。円安・ドル高進行のリスクが高まる一方、「152台に乗せて円安が加速すれば介入が実施されるとの警戒感もある」と述べた。

ドル・円の推移

  28日の米国市場では前日のウォラーFRB理事の利下げ回数を減らすとの発言を受けて2年債利回りが上昇し、ドルを押し上げた。金利スワップ市場では年内の利下げ織り込み回数が3回を割り込んでいる。29日は米債券・株式市場が休場となるが、FRBが注目するPCE価格指数の発表やパウエルFRB議長の講演が予定されており、為替相場の反応を警戒する見方もある。

イースター祝日が重なる23年度末、日本の金融市場はリスクに直面

  円相場は27日に151円97銭と1990年7月以来の安値を付けた後、財務省と日本銀行、金融庁が3者会合を開催したことで介入警戒感が高まり、151円台前半まで買い戻された。鈴木俊一財務相は29日午前、為替介入を判断するための「具体的な防衛ラインがあるわけではない」との見解を示した。

  大和証券の石月幸雄シニア為替ストラテジストは「神田真人財務官の語気の強さや、政府が電気・ガス代負担軽減措置の終了を決めたことは、これ以上の円安を許容しない姿勢の表れだ」として、152円台では介入が実施されると予想。「ドルを買う場合も円を売るのはリスクが高く、ユーロなど他の通貨が売りの対象になるのではないか」との見方を示した。

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2024-03-28 22:17:00Z
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