[東京 25日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比474円31銭安の4万0414円12銭と、5営業日ぶりに反落して取引を終えた。日経平均は前週に2100円超値上がりした反動で、利益確定売りが優勢となった。下値では押し目買いが流入する場面もあったが、大引けにかけて再び売りが強まった。
日経平均は前営業日比89円安と、小幅安でスタート。寄り付き後は下げ幅を縮小する場面もみられたものの、次第に売りが広がった。指数寄与度の大きい半導体株の一角や主力銘柄が軟調で、指数を押し下げた。売り一巡後は押し目買いもみられ、もみ合う場面があったが、後場終盤にかけて再び売り圧力が強まった。
市場では「前週に2100円以上上昇したため、もう少し深い調整が入ってもおかしくないと思っていたが、押し目買い意欲は強いようだ」(いちよし証券の銘柄情報課課長・及川敬司氏)との指摘も聞かれた。
ドルが151円台で推移する中、目先の為替動向に関心を寄せる声もあった。「仮に実弾介入が入れば、値幅を伴って円高に振れる可能性があり、その場合は株式市場も動揺するだろう」(国内証券・ストラテジスト)といい、今後も為替動向と当局の姿勢に神経質な展開が続くのではないか、との見方が聞かれた。
TOPIXは1.26%安の2777.64ポイントで取引を終了。東証プライム市場の売買代金は4兆3417億4100万円だった。東証33業種では、陸運、その他金融、石油・石炭製品など5業種が値上がり。精密機器、不動産、サービスなど28業種は値下がりした。
プライム市場の騰落数は、値上がり348銘柄(21%)に対し、値下がりが1267銘柄(76%)、変わらずが40銘柄(2%)だった。
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2024-03-25 21:33:35Z
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