15日の東京株式市場で主要な株価指数は前日終値をはさんで方向感に乏しい値動き。米連邦公開市場委員会(FOMC)後の金利推移に波乱がなく米テクノロジー株に成長性を見直す買いが入った流れを受け、電機や精密機器株が高い。
FOMCは利上げを停止した一方、金融引き締めを再開する可能性が高い示唆もあった。米金融政策の不確実性から景気の先行き不透明感が増し、非鉄金属や鉄鋼など海外景気に敏感な業種は軟調だ。海外原油安を受けて鉱業株が下落し、米金融株安が波及して銀行や保険など金融株も安い。
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市場関係者の見方
野村証券の伊藤高志シニア・ストラテジスト
- 米FOMCは米景気全体をかさ上げするような内容ではなかったため、米国株の主要株価指数はまちまちとなった
- 潜在成長率の高いテクノロジー株が買われるなど、株式市場全体にとってはFOMCは悪いメッセージではない
- 日本株にとってFOMCの直接的影響はフラットのため、日本株独自の強い相場環境はきょうも続く可能性がある
- ただ取引時間中に発表される中国の経済指標には多少警戒は残る
東証33業種
上昇率上位 | その他製品、海運、倉庫・運輸、精密機器 |
下落率上位 | 医薬品、銀行、非鉄金属、保険 |
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- 前日のニューヨーク原油先物は1.7%安の1バレル=68.27ドルと反落
- ドル・円相場は1ドル=140円ちょうど近辺で推移、前日の日本株終値時点は140円12銭
- 中国で工業生産や小売売上高などがきょう発表される
- 前日の海外市況はこちらをご覧ください
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2023-06-14 23:04:00Z
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