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エヌビディア株が下落、米国が対中AI半導体規制強化を計画との報道 - ブルームバーグ

28日の米株式市場では、通常取引開始前の時間外取引でエヌビディアをはじめとするテクノロジー株が下落している。米国による人工知能(AI)半導体輸出の規制強化を巡る報道が手掛かりとなっている。

  エヌビディアの株価は一時4.6%下落。同社は売上高の約5分の1を中国から得ている。アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)も約3.7%安。「ChatGPT(チャットGPT)」など生成AIモデルの開発に不可欠な半導体の市場で、両社は支配的な地位を占めている。中国では一連のAI関連銘柄が売られ、ハードウエアサプライヤーの浪潮電子信息産業や紫光はいずれも10%下落した。

  米商務省が中国およびその他の懸念される国に出荷される半導体製品の一部について、事前のライセンス取得を義務付けたことを受け、エヌビディアは今年、その対象外となる比較的性能の低い半導体製品を設計していた。米当局はそうした製品も対象に含めるため、来月にも規制を拡大することを検討していると、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が事情に詳しい匿名の関係者らを引用して報じた。

  この動きは中国によるテクノロジー強化を封じ込めようとするバイデン政権の決意を示しており、両国間の緊張をさらに高める可能性がある。米国は地政学的バランスを変化させかねないAI活用の軍事的・科学的進歩を含む、中国の野心に警戒感を強めている。

  オランダの半導体製造装置メーカー、ASMLホールディングはアムステルダム時間午前10時19分時点で1.2%高となっている。

  WSJによれば、米政府当局者は中国AI企業に対するクラウドサービスのリースを制限する是非も検討している。クラウドサービスにおいては、米アマゾン・ドット・コムとマイクロソフトが世界トップ級のプロバイダーに位置づけられている。エヌビディアはWSJ報道についてコメントを避けた。

  ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)のアナリスト、ロバート・リー氏は「中国のAI企業も第三国からAI専用チップを調達する可能性がある。そのため米国が規制を強化するのは難しいと考える」と指摘。「さらなる規制によって中国企業のAI開発を遅らせることはできるかもしれないが、長期的に大きな影響はないとみている。中国企業は回避策にますます革新的なアプローチを取っている」と続けた。

原題:Nvidia Drops on Report US Plans More AI Chip Curbs for China (2)

(抜粋)

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2023-06-28 13:10:20Z
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