22日の東京株式市場で東証株価指数(TOPIX)は続伸。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が金利上昇の必要性について言及し、日米の金融政策格差から円安基調が強まるとの期待が追い風になっている。自動車や商社株が高く、銀行や保険、証券など金融株の上げも目立つ。
半面、日経平均株価は軟調。金利が上昇すると割高感が増すグロース(成長)株には売りが出て、半導体関連銘柄が安い。
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市場関係者の見方
三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジスト
- 日本株は下落して始まったが、押し目買いが根強く入る状況で相場は切り返している
- 海外投資家が本腰を入れて現物株を買っていることが大きい
- ただ個人投資家には売り向かう動きが散見され、相場の上値をやや抑える要因にはなっている
野村証券の伊藤高志シニア・ストラテジスト
- 外国為替相場は円安傾向が継続しやすいと期待した買いが、自動車株などに入りやすい
- パウエルFRB議長の発言から、日米金利差が拡大する状況が続くことを確認できた
- 保険会社は保有する資産に占める株式の比率が高いため日本株高の追い風が大きく、同業種株への買いが続く
- 一方、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の下げが大きく、日本でも半導体関連は弱い
東証33業種
上昇率上位 | 卸売、その他金融、鉱業、銀行 |
下落率上位 | 精密機器、電機、機械、金属製品 |
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2023-06-21 22:59:00Z
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