アップルの株式時価総額は史上初の3兆ドル(約434兆円)に到達し、ウォール街に新たな歴史を刻んだ。とどまるところを知らないアップルの強さがあらためて浮き彫りとなった。
30日の米株式市場でアップル株は2.3%高で終了。時価総額は年初から前日までに9830億ドル余り上積みされ、2位企業におよそ5000億ドルもの差を付けていた。
アップル株は多くのストラテジストの意表を突いて大きく上昇してきた。米政策金利がさらに引き上げられる可能性がある状況において、この上昇への疑問も一部で生じ始めている。しかし人工知能(AI)の潜在的成長に対する投資家の熱気は続いており、強いバランスシートや持続的な収入、競争優位性といったアップルが持つ質の高さに投資家は魅力を感じている。
フランクリン・テンプルトンのポートフォリオ運用ディレクター、ジョナサン・カーティス氏は「アップルが10年以上もアウトパフォームしてきたのは、投資家が向こう見ずだからではなく、アップルのビジネス戦略や収益プランが奏功しているからであり、消費者を捕まえて離さない力が強くなる一方だからだ」と分析。
カーティス氏はアップルが史上初の3兆ドル企業となることに驚きはないという。
原題:Apple Attains Historic $3 Trillion Milestone as Tech Stocks Boom(抜粋)
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2023-06-30 13:24:25Z
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