26日の債券相場は上昇。前週末の欧米市場で予想を下回る総合購買担当者指数(PMI)を受けて景気後退懸念が強まり、長期金利が低下した流れを引き継いでいる。ただ、27日に予定される20年国債入札は利回り水準の低さが警戒され、相場全体の高値警戒感も強く、上値は限定的だ。
三井住友トラスト・アセットマネジメントの稲留克俊シニアストラテジストは、PMIの低調な結果や先週の英中央銀行の大幅利上げなどにより「経済のグローバルな先行き不安がある」と指摘。ただ、きょうの相場については「高値警戒と海外金利低下のせめぎ合い」だとも話した。
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岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは「10年債の節目0.35%近辺や1%割れの20年債入札は警戒感がある」と言う。
また、日本銀行が朝方発表した6月の金融政策決定会合の主な意見については、前週に植田和男総裁の発言や審議委員2人の講演があったばかりで、「内容は織り込み済み」との認識を示している。
YCCのコスト大きい、早い段階で扱いの見直し検討を-日銀主な意見
23日のドイツ10年国債利回りは前日比14ベーシスポイント(bp)低い2.35%程度で終了。米国の10年国債利回りは6bp低い3.73%程度だった。
日銀は午前の金融調節で10年国債を0.5%の利回りで無制限に買い入れる指し値オペを通知。債券先物の決済に使われる受渡適格最割安銘柄(チーペスト)対象の同オペも継続した。
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2023-06-25 22:57:00Z
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