[東京 5日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比347円29銭安の3万8490円17銭と、続落して取引を終えた。米金利低下を受けてドル安/円高が進行し、株価の重しとなった。米経済の先行き不透明感も意識されているとの声もあった。自動車などの輸出関連株のほか、半導体関連株や金融株など、幅広い業種が売られた。
日経平均は前営業日比183円安で寄り付き、一時493円安の3万8343円98銭まで値下がりする場面があった。前日の米国株式市場は小幅に上昇したものの、東京株式市場では円高進行を嫌気した動きがみられたほか、主力の半導体株も軒並み下落し、日経平均を押し下げた。後場は3万8400円近辺でのもみ合いが継続、ドル/円は155円台での推移となった。
SMBC信託銀行の山口真弘投資調査部長は「米国を中心に弱い経済指標が発表されており、株価の重しになっている」と指摘。3日発表の米供給管理協会(ISM)製造業指数の低下でバリュー株に弱さがみられる中、市場は今夜発表のISM非製造業指数に関心が向いている。「さらに下向きとなると、景気全般に対して警戒感が高まりやすい」(山口氏)という。
東証株価指数(TOPIX)も続落し、1.41%安の2748.22ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1.41%安の1414.61ポイント。プライム市場の売買代金は4兆6224億9800万円だった。業種別では国内金利の低下を受けて保険の売りが目立ったが、不動産はしっかり。東証33業種では、値下がりは保険、鉱業、鉄鋼、海運、非鉄金属など27業種で、値上がりは医薬品、不動産など6業種だった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが363銘柄(22%)、値下がりは1246銘柄(75%)、変わらずは39銘柄(2%)だった。
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2024-06-05 07:23:12Z
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