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日経平均は反発、金利上昇・円安がバリュー支援 薄商いで振れやすさも - ロイター (Reuters Japan)

日経平均は反発、金利上昇・円安がバリュー支援 薄商いで振れやすさも

 6月10日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比354円23銭高の3万9038円16銭と反発して取引を終えた。写真は都内で2020年10月撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)

[東京 10日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比354円23銭高の3万9038円16銭と反発して取引を終えた。米金利上昇を受けた国内金利の上昇やドル高/円安が、バリュー株の一角を支援した。もっとも、日米での中銀会合など大型イベントを週内に複数控える中、商いは膨らまなかった。

日経平均は5円高と小幅反発で寄り付いた後、ドル/円の上昇に歩調を合わせて上値を伸ばした。内外金利の上昇を受けて保険や銀行がしっかりだったほか、円安基調の中、自動車など輸出関連も堅調だった。心理的節目の3万9000円を回復した。TOPIXグロース指数の0.78%高に対し、同バリュー指数は1.21%高で、バリューが相対的に優位だった。

市場では「(前週末の)米株は金利上昇で重かったが、日本株は金利高のマイナス面よりドル高/円安の方に素直な反応だった」(三菱UFJアセットマネジメントの石金淳チーフファンドマネジャー)との声が聞かれた。後場にかけてドル/円が157円台に上昇した局面では、一時397円高の3万9081円54銭に上昇した。

一方、今週は複数の重要イベントを控えて模様眺めが強まりやすく、商いは薄い。メジャーSQ(特別清算指数)算出の週でもあり、株価の振れが大きくなりやすい側面には注意が必要とも見られている。

TOPIXは1%高の2782.49ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1%高の1432.23ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆3195億4200万円だった。東証33業種では、値上がりは保険や石油・石炭製品、倉庫・運輸関連、輸送用機器など32業種で、値下がりは海運の1業種だった。

レーザーテック(6920.T), opens new tabやトヨタ自動車(7203.T), opens new tabなど、前週に悪材料が出た銘柄は「織り込みが進んだ」(国内証券のアナリスト)との受け止めが聞かれ、しっかり。日立製作所(6501.T), opens new tabは上場来高値を付けた。
一方、花王は大幅安だった。M&A総研ホールディングス(9552.T), opens new tabは一時ストップ安。政府がⅯ&A(買収と合併)仲介事業者に手数料の開示を求めるなどと伝わったことが嫌気され、M&A関連株は総じて弱かった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1326銘柄(80%)、値下がりは286銘柄(17%)、変わらずは35銘柄(2%)だった。

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2024-06-10 07:40:20Z
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