[東京 15日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比454円62銭高の3万8157円94銭と、反発して取引を終えた。前日の米市場でのハイテク株高を好感する形で半導体関連株などが買われ、指数を押し上げた。日経平均の上げ幅は一時480円を超え、1990年1月以来の高水準となり、バブル後高値を更新した。
日経平均は前営業日比314円高としっかりでスタートし、その後も上げ幅を広げた。買い一巡後は高値圏で一進一退の展開となったが、後場終盤に再び上昇基調が強まり、3万8188円74銭まで上昇。指数寄与度の大きい銘柄やハイテク株の上昇が相場を支えた。ただ、プライム市場では値上がり銘柄数が3割にとどまり、相場全体に買いが広がる動きはみられなかった。
市場では「3万8000円を超えると利益確定が出るとみていたが、意外と底堅い」(国内証券・ストラテジスト)との指摘が聞かれた。ハイテク株主導での株高は今後も続くとの見方が出ており、SMBC信託銀行の投資調査部長・山口真弘氏は「ハイテク企業の決算をみるとAI(人工知能)需要の追い風が強く、業績の裏付けがある中での株高となっている。上昇スピードは速いが、値動き自体に違和感はない」と話した。
TOPIXは0.28%高の2591.85ポイントで取引を終了。東証プライム市場の売買代金は5兆4919億6100万円だった。東証プライム市場指数は前営業日比0.28%高の1333.89ポイントだった。東証33業種では、保険、機械、石油・石炭製品など16業種が値上がり。一方、鉱業、パルプ・紙、繊維など16業種は値下がり。サービスは変わらずだった。
プライム市場の騰落数は、値上がり505銘柄(30%)に対し、値下がりが1106銘柄(66%)、変わらずが46銘柄(2%)だった。
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2024-02-15 07:19:08Z
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