熊本県菊陽町の台湾積体電路製造(TSMC)新工場で24日にあった開所式には関係者約100人が出席し、多くの台湾メディアも取材に駆けつけ、関心の高さをうかがわせた。事務棟や工場棟が首長らに公開され、蒲島知事らが大量に使う地下水の処理施設などを見学した。(内村大作)
8階建ての事務棟のエントランスは吹き抜けで、2階にはギャラリーがあった。看板には「くまモン」が描かれ、水保全の取り組みを紹介する展示があった。
工場では1日約8500トンの地下水を採取する。水処理施設を案内したTSMC側は最新技術を使い、再利用や浄化を徹底すると強調した。
熊本工場を運営する子会社・JASMの堀田祐一社長は報道陣の取材に、「高品質のものづくり、地域、自然との共生を図る。第2工場の建設で、ますます人材確保が必要になる。半導体(企業)で働く魅力を発信したい」と述べた。
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2024-02-25 03:42:00Z
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