米株式市場の指標であるS&P500種株価指数は9日、史上初めて5000の大台に乗せて取引を終えた。投資家は回復力のある米経済と米金融当局の年内利下げ開始観測に引き続き賭けている。
S&P500種は5026.61で終了し、週間ベースでは5週連続高。8日の取引終了数分前には、瞬間的に5000の大台を付けていた。
ブルームバーグの集計データによれば、同指数が4000から5000へと25%上昇するのに要したのは719営業日。2000から3000への50%上昇には、2014年から19年まで1227営業日を要した。1998年の1000から2014年の2000に上昇するまでに4168営業日が必要だった。
BMOウェルス・マネジメントのユンユ・マ最高投資責任者(CIO)は電話取材に対し、「相場上昇の大きな原動力となったのは、平均的な予測者が見込んでいたような米経済の失速はなさそうだと認識されたことだ」と指摘。景気の改善や健全な利益、インフレ率の低下が相場上昇に拍車を掛けていると述べた。
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原題:S&P 500 Rockets From 4,000 to 5,000 With Economy Humming Along(抜粋)
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2024-02-10 02:54:22Z
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