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株バブル期超え、消費税3%→10%・円安で物価高でも平均給与ほぼ変わらず…89年の流行語は「24時間タタカエマスカ」 - 読売新聞オンライン

 これまで日経平均株価の史上最高値だった1989年はバブル経済のまっただ中にあった。三菱地所が米ニューヨークのロックフェラーセンターを保有する現地企業を買収するなど、経済大国ニッポンの存在感が意識された。現在とは経済環境も世相も大きく異なる。

 この年は、元号が昭和から平成に変わり、消費税が初めて導入された。当時の税率は3%で、段階的に引き上げられ、現在は食料品のような軽減税率の対象となる商品を除いて10%が適用されている。

 日本経済は景気拡大が続き、バブル景気に沸いていた。力強い消費に支えられて、物価上昇率の年間平均は2・4%だった。2023年の平均は3・1%と当時を上回るが、原材料価格高と円安・ドル高による輸入物価の上昇が要因で、家計の負担は大きい。

 一方、平均給与はほとんど変わっていない。当時の402万円に対し、22年は457万円。30年を超えても55万円しか増えていない。

 5%を超えていた賃上げ率は、バブル崩壊で低迷し、全社員の基本給を底上げするベースアップを行わない「ベアゼロ」が珍しくない時期もあった。最近の官製春闘の流れもあって23年の賃上げ率は3・6%まで回復した。

 1989年に流行した言葉の一つに、「24時間タタカエマスカ」がある。長時間労働を象徴するフレーズで、働き方もすっかり変わった。(岡田俊一)

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2024-02-23 03:58:32Z
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