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不透明なルノー奨励金、ゴーン被告関与の会社へ - 読売新聞

 【パリ=作田総輝】フランス紙フィガロ(電子版)などは1日、カルロス・ゴーン被告が会長を務めていた仏自動車ルノーから中東オマーンの販売代理店に不透明な支払いがあったとして、ルノーが仏検察当局に通報したと報じた。

 報道によると、疑惑はルノーの内部調査で発覚した。支払いは2011年頃から始まり、総額で数百万ユーロ(数億円)に上るとされる。ルノーから奨励金として販売代理店に支払われていたが、ルノーは、その多くがゴーン被告の関係者が運営するレバノンの会社に渡ったことを確認したという。ルノーの広報担当者は「コメントできない」としている。

 オマーンの販売代理店を巡っては、日産からも巨額の資金が渡っていたことが関係者の話で判明している。

 ルノーは昨年11月のゴーン被告の逮捕以降、内部調査を進めている。ゴーン被告がパリ郊外のベルサイユ宮殿で開いた16年の結婚披露宴で、ルノーの資金が流用された疑いがあると発表し、仏検察当局に通報した。

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https://www.yomiuri.co.jp/world/20190402-OYT1T50104/

2019-04-02 06:56:00Z
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