19日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前引けは前日比197円73銭(0・73%)高の2万7353円87銭だった。前日の米株式相場の上昇を受けて投資家心理が上向き、内需株を中心に広く買いが優勢だった。上げ幅は一時200円を超えた。
18日の米株式市場では金融機関の決算が市場予想を上回ったことなどを受けて、主要3指数がそろって上昇。東京市場でも投資家心理の改善につながった。19日午前の米株価指数先物が一段と上昇すると、日経平均も上げ幅を広げた。
国内では間もなく4~9月期の決算発表が本格化する。市場では企業業績の先行きをめぐり「(供給制約の緩和に伴う)生産の回復や新型コロナウイルス対策の入国規制の緩和を背景に、これからは以前に比べ円安効果の恩恵を受けやすくなりそうだ」(岡三証券の松本史雄チーフストラテジスト)との見方があった。
日経平均は伸び悩む場面も目立った。世界的な金融引き締めによる景気減速への警戒が上値を抑えた。
東証株価指数(TOPIX)は続伸した。午前終値は前日比8・02ポイント(0・42%)高の1909・46だった。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆1902億円、売買高は4億6972万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1160と、全体の6割を占めた。値下がりは567銘柄、変わらずは110銘柄だった。
東電HDや関西電、東ガスが上昇。ファストリやセブン&アイ、日産自も買われた。半面、TDKや村田製が下落した。コナミG、シャープも安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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2022-10-19 03:01:44Z
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