18日の東京外国為替市場は、アメリカで大幅な利上げが続くという見方から円が売られ、円相場は、1ドル=149円前後で取り引きされています。
17日のニューヨーク外国為替市場ではアメリカで大幅な利上げが続くとの見方が広がっていることに加えて、この日、イギリスで大型減税策のほぼすべてが撤回されると発表され、財政悪化への懸念が和らいでポンドが買い戻された影響で円を売ってドルを買う動きが強まりました。
このため円相場は一時、1ドル=149円台まで値下がりしておよそ32年ぶりの円安水準を更新しました。
また、円相場はユーロに対しても一時、1ユーロ=146円台半ばまで値下がりしておよそ7年10か月ぶりの円安ユーロ高水準となりました。
日本の政府・日銀は9月22日にドルを売って円を買う市場介入を行いましたが、円安に歯止めはかかっておらず、市場ではさらなる介入が行われるかどうかに関心が集まっています。
市場関係者は「円安に歯止めがかからない中、市場介入への警戒感も高まっていて政府・日銀の対応が注目される」と話しています。
鈴木財務相「投機による過度な変動 容認できず 断固対応」
鈴木財務大臣は、一段と円安が進んでいる現在の円相場について、衆議院予算委員会で「最近の為替の動きに対しては高い緊張感をもって一刻一刻注視している状況だ。投機による過度な変動は容認することができない。市場の動向を高い緊張感をもって注視するとともに、過度な変動に対しては適切な対応を断固としてとっていきたい」と述べ、市場での投機的な動きを強くけん制しました。
また、「断固たる措置とは何か」と問われたのに対して、鈴木大臣は「先般、断固たる措置として為替介入を実施した」と述べました。
松野官房長官「過度な変動には適切に対応」
松野官房長官は閣議のあとの記者会見で「日々の為替相場の動きについて逐一コメントすることは差し控えたい。いずれにせよ為替市場の動向を高い緊張感を持って注視するとともに、過度な変動に対しては適切な対応をとりたい」と述べました。
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiPmh0dHBzOi8vd3d3My5uaGsub3IuanAvbmV3cy9odG1sLzIwMjIxMDE4L2sxMDAxMzg2MjI0MTAwMC5odG1s0gFCaHR0cHM6Ly93d3czLm5oay5vci5qcC9uZXdzL2h0bWwvMjAyMjEwMTgvYW1wL2sxMDAxMzg2MjI0MTAwMC5odG1s?oc=5
2022-10-18 01:50:47Z
1605243899
Bagikan Berita Ini
0 Response to "1ドル149円前後で取り引き 約32年ぶりの円安水準 - nhk.or.jp"
Post a Comment