【北京=川手伊織】中国国家統計局が31日発表した2022年10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.2だった。9月より0.9ポイント下落し、好調・不調の境目である50を2カ月ぶりに下回った。新型コロナウイルスを抑え込む「ゼロコロナ」政策に伴う厳しい行動制限などが需要を抑圧した。
PMIは製造業3200社を対象に調べる。新規受注や生産、従業員数など項目ごとに調査する。50を上回れば前月より拡大、下回れば縮小を示す。
内訳をみると、柱の新規受注は9月より1.7ポイント低い48.1だった。上海市のロックダウン(都市封鎖)で経済が急激に悪化した4月以来の低さとなった。生産は49.6と9月より1.9ポイント下がり、2カ月ぶりに50を割り込んだ。
企業の規模別では大企業、中堅企業、中小零細企業のいずれも指数が低下した。とりわけ中小零細企業は昨年5月から50未満にとどまっており、先行き不安が根強く残っている。
同時に発表した10月の非製造業のビジネス活動指数は48.7だった。9月から1.9ポイント低下し、5月以来の50割れとなった。
ゼロコロナ政策のあおりで、外食や宿泊などサービス業が2カ月連続で節目の50を割り込んだ。一方、建設業は58.2と高めの水準で推移している。地方でインフラ投資が加速しているためだ。
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2022-10-31 01:50:51Z
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