イエレン長官、介入は「まれであるべきだ」と強調－事前の伝達も必要 - ブルームバーグ

イエレン米財務長官は、為替介入はめったに使用されない手段であるべきで、介入に踏み切る際には十分な警告が発せられる必要があるとの考えをあらためて述べた。

　　主要７カ国（Ｇ７）財務相・中央銀行総裁会議に出席するためイタリアのストレーザを訪れたイエレン氏は、日本などはドル高にどう対応できるかという質問に対し「介入はまれであるべきで、実施には事前の伝達が適切だと考える。そして介入するのであれば、主に為替市場のボラティリティーへの対応であるべきだ」と答えた。「介入は決して日常的に用いられるような手段ではない」と続けた。

　　今回のＧ７財務相会合で為替レートは特に懸念材料ではないようだ。しかし米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）が当初想定より長く高金利を維持する可能性が高まっている中で、主要国間で金融政策の相違がクローズアップされている。日本銀行は34年ぶりの円安を受け、円買い介入を実施したとみられている。

会見中のイエレン長官（23日、伊ストレーザで）

Photographer: Gabriel Bouys/AFP/Getty Images

原題：Yellen Wants Currency Intervention to Be Rare and Well Flagged

（抜粋）

 

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2024-05-23 12:07:10Z
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