社員およそ3300人の大手食品メーカー「味の素」は去年の春闘で、ベースアップ相当分と定期昇給分などを合わせて6%の賃上げを決めました。
経済の好循環に向けて、ことしも大幅な賃上げを目指しています。
ただ、賃上げにはその原資を確保する必要があり、この会社では手段の1つとして価格転嫁に取り組んでいます。
原材料費の高騰などを受けて2021年以降、調味料などのべ500余りの商品の出荷価格を最大で20%程度値上げしました。
コストの削減や生産性の向上などに取り組んだうえで、賃上げの原資となる人件費についても価格に適切に転嫁していく方針です。
また、持続的な賃上げには会社の稼ぐ力を強化する必要もあり、会社では主力の食品事業以外にも、今後成長が期待されるさまざまな事業に取り組んでいます。
▽生活習慣病などのリスクをチェックするための血中のアミノ酸濃度を分析するサービスや
▽再生医療に使われるiPS細胞などの培地の開発
▽より栄養が吸収されやすい乳牛向けの飼料の製造など、強みを持つアミノ酸の技術を生かした事業に力を入れています。
会社では2030年にはこうした事業の利益を食品事業と同じ規模に拡大させる計画です。
入社7年目の社員は「ふだんの生活でも物価の上昇を感じる場面が多い。家族がいるので賃上げに期待している」と話しています。
佐々木達哉執行役専務コーポレート本部長は「ことしの春闘では賃上げは5%くらいがスタートラインとして考えることになると思うが、労働組合の要求や会社の業績見通しなどを踏まえ、判断していきたい。経済の好循環は1社だけでなく社会全体で取り組むべきことで、われわれとしてもそういう社会づくりに貢献していきたい」と話しています。
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2024-01-24 08:53:04Z
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