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日経平均は5日続伸、ファーストリテ株高が寄与 バブル後高値更新 - ロイター (Reuters Japan)

日経平均は5日続伸、ファーストリテ株高が寄与 バブル後高値更新

 1月12日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比527円25銭高の3万5577円11銭と5日続伸して取引を終えた。写真は2018年2月、東証で撮影(2024年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 12日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比527円25銭高の3万5577円11銭と5日続伸して取引を終えた。米株やドル/円が伸び悩む中、前日に決算を発表したファーストリテイリング(9983.T)の上昇が日経平均を押し上げた。

日経平均は551円高で寄り付いた後、短時間で一時789円高の3万5839円65銭に上昇した。ただ、前日までの4営業日で約1700円上昇しており、買い一巡後は短期的な過熱感を警戒する見方も強まって3万5400円─3万5600円でのもみ合いとなった。

市場では「日本株の基調は強いが、日経平均ほどにはTOPIXは上がっていない。今日の日経平均の上昇はファーストリテイリングによる押し上げの側面が強く、短期的にはいったんピークを打ちつつあるようにみえる」(三菱UFJアセットマネジメントの石金淳チーフファンドマネジャー)との見方もある。

ファーストリテイリングが1銘柄で約230円、指数の押し上げに寄与し、日経平均の上昇率は1.50%高だった一方、TOPIXは0.46%高にとどまった。指数寄与度の高い大型株を中心に物色する動きが、日経平均の相対的な優位につながったとみられている。プライム市場の値上がり銘柄数は3割超で、値下がり銘柄数の約6割を下回った。

テクニカル的には、短期的な過熱感が示唆される。25日移動平均線からの乖離率は過熱感の目安5%を上回る6.6%となった。RSI(相対力指数)は買われすぎの目安70%を上回る74.5%となった。

日経平均のSQ(特別清算指数)は3万6025円97銭だった。

TOPIXは0.46%高の2494.23ポイントで取引を終え、バブル後高値を更新した。東証プライム市場指数は前営業日比0.46%高の1283.5ポイントだった。プライム市場の売買代金は5兆0496億4800万円と膨らんだ。5兆円を上回るのは昨年11月30日以来となる。

東証33業種では、値上がりは鉱業やその他製品、精密機器など18業種で、値下がりは証券やパルプ・紙、銀行など15業種だった。

リクルートHLDG(6098.T)やTDK(6762.T)は昨年来高値を更新した。信越化学工業(4063.T)はしっかり。一方、エーザイ(4523.T)やネクソン(3659.T)、セブン&アイHLDG(3382.T)は軟調だった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが551銘柄(33%)、値下がりは1058銘柄(63%)、変わらずは48銘柄(2%)だった。

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2024-01-12 07:31:03Z
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