自民党の高市早苗経済安全保障担当相は27日、長野市内の会合で講演し、能登半島地震の復興を優先すべきだとして、2025年大阪・関西万博の開催延期を岸田文雄首相に進言したと述べた。現職閣僚が延期に言及するのは異例。週明けの国会論戦でも争点の一つとなる可能性がある。出席者が明らかにした。
出席者によると、高市氏は16日に首相と面会した際「被災地の復興に影響が絶対出ないようにしてほしい」と伝えたと説明。万博を延期すべき理由として、復興に必要な資材の価格高騰や人手不足を挙げた。同時に「延期は難しいと思う」とも語ったという。
万博を巡っては、自見英子万博相が地震を受けた対応について「延期や中止の議論はない」と指摘。日本国際博覧会協会の会長を務める十倉雅和経団連会長も、地震に伴う延期を否定している。
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2024-01-27 07:33:20Z
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