中国人民銀行（中央銀行）は15日、中期貸出制度（ＭＬＦ）の１年物金利を2.5％に据え置いた。エコノミストの間では、景気支援のため人民銀が昨年８月以来の利下げに踏み切るとの見方が広がっていた。一方、人民銀はＭＬＦ経由で満期到来の吸収分を除いて純額2160億元（約４兆3700億円）を金融システムに供給した。
中国経済の成長モメンタム鈍化を示唆する最近の経済指標を受け、市場は当局による対応を見込んでいる。
人民銀は先月、景気てこ入れでかなり積極的な措置を講じた。昨年12月のＭＬＦを通じた資金供給は純額で8000億元と、最大規模に達したほか、住宅・インフラプロジェクト向けとして、政策性銀行には3500億元近くの低利資金を提供した。
だが、一段の措置が必要とみられる。とりわけ人民銀幹部が先週の国営メディアとのインタビューで預金準備率に言及したこともあり、投資家やエコノミストの間では人民銀が同準備率を引き下げるとの見方が広がっている。
原題：China’s Central Bank Holds Key Rate Steady in Policy Surprise（抜粋）
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2024-01-15 01:33:29Z
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