[北京 24日 ロイター] - 原油先物価格は、ロシアがウクライナ侵攻を開始したと伝わったことを受け、2014年以来初めて1バレル=100ドルを突破した。欧州大陸での戦争が世界のエネルギー供給停滞につながるとの懸念が強まった。
ウクライナのクレバ外相は24日、ロシアがウクライナへの全面侵攻を開始し、平和的な都市が攻撃を受けているとツイートした。
北海ブレント先物は一時、101.34ドルと、14年9月以来の高値に上昇。0423GMT(日本時間午後1時23分)時点で4.36ドル(4.5%)高の101.20ドル。
米WTI先物は4.22ドル(4.6%)高の96.32ドル。一時は14年8月以来の高値である96.51ドルを付けた。
ロシアのプーチン大統領は24日、ロシア軍にウクライナ東部での特別軍事作戦を承認した。
INGのコモディティー調査担当責任者、ウォーレン・パターソン氏は、ロシアの特別軍事作戦の発表が北海ブレントの100ドル突破の引き金になったと分析。西側諸国によるロシアへの追加対抗措置をにらんだ神経質な展開になると予想した。
「石油市場が既に引き締まっている状況で不透明感が高まったため、影響を受けやすくなっている。相場は不安定で高止まりした状態が続くだろう」と付け加えた。
*内容を追加しました。
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2022-02-24 03:56:00Z
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