債券相場は上昇が予想されている。日本銀行が前日の金融政策決定会合で追加緩和に踏み切り、国債の買い入れを強化する姿勢を示したことを受けて買いが優勢となる見通し。きょう予定されている中長期ゾーン対象の日銀買い入れオペの通知額が注目されている。
長期国債先物(6月物) | 152円70銭台後半~152円90銭台後半か(前日152円82銭) |
新発10年物国債(358回債)利回り | マイナス0.05%~マイナス0.035%程度か (前日マイナス0.04%) |
先物夜間取引で6月物は水準を切り上げ、一時は153円02銭まで上昇。その後は上値の重い展開となり、結局は152円86銭と前日の日中取引終値比4銭高で引けた。
市場関係者の見方
東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジスト
- 日銀の金融政策決定会合、国債買い入れ増加ペースの80兆円めどの撤廃など、目先の増額の可能性が高くなり、市場は好感
- きょうの債券相場はオペのオファーと結果にらみだが、基本的には上昇と見込む
- 5月のオペ方針では残存期間1年超10年以下で若干増額になるだろうが、緩和強化を踏まえた市場の期待にはやや不足と言える
- 先物中心限月の予想レンジは152円77銭~152円97銭
日銀オペ
- 対象は残存1年超3年以下、3年超5年以下、5年超10年以下。前回オペの通知額はそれぞれ3200億円、2800億円、3500億円
- 東海東京証の佐野氏
- 1ー3年が3500億円、3-5年が3000億円、5-10年が3700億円辺りが中心目線だろう
- 備考:過去の日銀オペの結果一覧
- 備考:日銀は27日に5月のオペ方針を前倒しで公表
海外市場の流れ
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2020-04-27 22:29:00Z
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