[ニューヨーク 1日 ロイター] - 米国株式市場はダウ工業株30種(.DJI), opens new tabとS&P総合500種(.SPX), opens new tabが下落して取引を終えた。市場予想を上回る米製造業統計を受け、米連邦準備理事会(FRB)による利下げ時期を巡る懸念が重しとなった。
米供給管理協会(ISM)が発表した3月の製造業景気指数は50.3と、前月の47.8から上昇し、拡大を示す50を2022年9月以来、1年半ぶりに上回った。ロイターがまとめた市場予想は48.5だった。 もっと見る
ハイテク株が中心のナスダック総合(.IXIC), opens new tabは小幅高で終了。S&Pの情報技術セクター(.SPLRCT), opens new tabも上昇した。フィラデルフィア半導体株指数(.SOX), opens new tabは1.2%高。
トゥルーイスト・ウェルスのチーフ市場ストラテジスト、キース・ラーナー氏は「依然として経済がある程度堅調で、PMIデータが上向き始めているのなら、利回りに上昇圧力がかかる可能性がある」と指摘した。
米10年債と2年債の利回りは製造業統計を受けて一時約2週間ぶりの水準に上昇した。 もっと見る
CMEのフェドウオッチによると、米金利先物市場では6月の利下げ確率が58%と、1週間前の約64%から低下した。
週内にFRB当局者の多くが講演を予定しており、政策に関するさらなる手掛かりが得られる見込みだ。5日には米雇用統計も発表される。
S&P主要セクターは大方が下落。不動産(.SPLRCR), opens new tab、ヘルスケア(.SPXHC), opens new tab、公益事業(.SPLRCU), opens new tabの下げが目立った。原油価格の上昇に伴い、エネルギーセクター(.SPNY), opens new tabは上昇した。
個別銘柄では通信大手AT&T(T.N), opens new tabが0.6%下落。顧客情報が2週間前にダークウェブ(闇サイト)へ流出したため調査中だと発表した。 もっと見る
米取引所の合算出来高は102億2000万株。直近20営業日の平均は120億株。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.90対1の比率で上回った。ナスダックでも1.73対1で値下がり銘柄が多かった。
LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります ※米国株式市場
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2024-04-01 21:32:00Z
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