日本株は続伸、円安推移で輸出関連が堅調－非鉄金属の上げ目立つ - Bloomberg - ブルームバーグ

９日の東京株式相場は続伸している。外国為替市場でドル・円が１ドル＝152円手前の円安水準を保っており、電機や自動車など輸出関連株が堅調。銅や金価格の上昇を受け、非鉄金属株の上げも目立つ。

東証株価指数（ＴＯＰＩＸ）は前日比0.4％高の2740.38－午前９時35分現在 日経平均株価は0.6％高の３万9597円73銭

　　ＴＯＰＩＸ採用の2146銘柄中、上昇は1218、下落は762。売買代金上位では東京エレクトロンや信越化学工業など半導体関連株が高い。前日の米フィラデルフィア半導体株指数の続伸も支援材料だ。楽天グループや住友金属鉱山も上昇。半面、海外市場で転換社債型新株予約権付社債（ＣＢ）を総額2000億円を発行するロームは１株価値の希薄化懸念で大幅安。

市場関係者の見方

野村アセットマネジメントの石黒英之チーフ・ストラテジスト

• 買い先行で始まった後、米消費者物価指数（ＣＰＩ）の発表を控えて投資家の様子見姿勢が強まり、午後は利益確定の売りに押されそうだ
• 世界的に１－３月期はインフレ鈍化で利下げといったシナリオを前提に動いていたが、足元でインフレ再燃の懸念が浮上しており、４－６月期は物価動向を点検することになる
• 投資家が米金融政策やインフレに対して疑念を持ち始めたため、短期的には日本株は直近に付けた高値を抜けられずもみ合いが続くだろう

インサイト

• 東証33業種中、23業種が上昇、上昇率トップは非鉄金属、下落率トップはパルプ・紙
• ＭＳＣＩアジア太平洋指数は0.3％高
• ＴＯＰＩＸは年初来16％上昇、ＭＳＣＩアジア太平洋指数は4.2％上昇
• ＴＯＰＩＸの12カ月先予想株価収益率（ＰＥＲ）は15.8倍

背景

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2024-04-08 22:39:00Z
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