[ニューヨーク 15日 ロイター] - 米国株式市場は大幅安で取引を終えた。好調な米小売売上高を受け序盤は買いが先行したものの、米債利回りの上昇やイラン・イスラエル間の地政学的緊張の高まりを巡る懸念が重しとなり、下げに転じた。
3月の小売売上高が市場予想を上回って増加したため、序盤は上昇。金融株の一角が四半期決算を材料に値を上げたことも全体相場を支援した。 もっと見る
第1・四半期の利益が予想を上回ったゴールドマン・サックス(GS.N), opens new tabは2.92%高。M&Tバンク(MTB.N), opens new tabとチャールズ・シュワブ(SCHW.N), opens new tabも上昇し、S&P500金融セクター(.SPSY), opens new tabで値上がり率トップ3に名を連ねた。
しかし、イスラエルとイランの対立で中東情勢の緊迫が続くとの懸念や米国債利回りの上昇とともに主要株価指数は値を消した。
ケース・キャピタル・アドバイザーズのマネジングパートナー、ケン・ポルカリ氏は、前週末に中東情勢を巡る不安感で急落していたため朝方は多少戻したが「地政学的なあらゆる要因が市場に緊張と懸念をもたらすとみられるほか、金利が近い将来に下がらないとの見通しが市場にようやく浸透している」と指摘した。
S&P総合500種(.SPX), opens new tabは2営業日で2.64%下落と、2023年3月序盤以来の下落率を記録。また、11月2日以来初めて50日移動平均線を下回って終了した。
アップル(AAPL.O), opens new tabは2.19%安。市場調査会社IDCのデータによると、同社の第1・四半期のスマートフォン出荷が約10%減少した。 もっと見る
テスラ(TSLA.O), opens new tabは5.6%下落。全世界の従業員の10%以上をレイオフすることが、ロイターが入手した社内メモで分かった。 もっと見る
セールスフォース(CRM.N), opens new tabは7.28%安。ロイターは同社がデータ管理システムを手掛ける米インフォマティカ(INFA.N), opens new tab買収に向け協議を進めていると報じた。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を5.1対1の比率で上回った。ナスダックでも3.5対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は115億3000万株。直近20営業日の平均は110億3000万株。
LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります ※米国株式市場
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2024-04-15 21:32:00Z
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