16日の東京株式相場は続落。日経平均株価は下げ幅が一時600円を超えた。米国で小売売上高が市場予想よりも強かったことから利下げ期待が後退し金利が急騰、リスク資産である株式のバリュエーションを切り下げる圧力となっている。世界的株高のけん引役となってきた米大手ハイテク株が軒並み下落したことを受けて、国内でも半導体株に売りが出ている。中東情勢への警戒も相場の重しだ。
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トヨタ自動車が0.8%下げ、TOPIXの下落に最も寄与している。指数を構成する2146銘柄のうち1813銘柄が下落し、202銘柄が上昇している。
野村アセットマネジメントの石黒英之チーフ・ストラテジストは、インフレの行方や地政学リスクへの警戒感が高まっており、市場全体でリスク資産を落とすスタンスに転換してきていると話す。きょうは安寄りした後にどの程度戻せるか、市場の抵抗力を試す一日になるとの見方を示した。
インサイト
- 東証全33業種が下落、下落率トップは保険
- MSCIアジア太平洋指数は0.4%安
- TOPIXは年初来15%上昇、MSCIアジア太平洋指数は2%上昇
- TOPIXの12カ月先予想株価収益率(PER)は15.9倍
背景
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2024-04-15 22:36:00Z
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