Search

中国恒大の審理、また延期-申立人が速やかな清算求めず - Bloomberg - ブルームバーグ

香港高等法院(高裁)は4日、経営再建中の中国不動産開発大手、中国恒大集団を巡る清算申し立てについて、審理を再び延期することを決めた。清算を巡る判断が先送りされた形で、債権者との債務再編合意に向けた猶予が8週間生まれた。

  陳静芬(リンダ・チャン)判事が審理を来年1月29日に先送りすると述べた。実行可能な再編計画が決まらず、清算申し立て審理は1年以上もずれ込んでいる。同判事は10月下旬、審理を12月4日に再び先延ばしした際、「これが本当に最後の延期だ」と語っていたため、今回の再延期は予想外だった。

  当初の申立人が立場を変え、4日に速やかな清算を求めなかった。中国恒大の弁護士は同日、新たな提案が先月26日に送付されたと指摘。債権者側からのさらなる支持とフィードバックを探ることを期待しており、新たな延期を申請していると明らかにした。

Chinese Developers' Bonds Are Deeply Distressed

  債権者グループの法務アドバイザーを務める法律事務所カークランド・アンド・エリスのパートナー、ニール・マクドナルド氏は高等法院の外で取材に対し、「申立人が自らの立場を変え、中国恒大の清算を求めなかった。われわれにとってはサプライズだ」と説明。債権者グループは恒大が裁判所に示した最新の提案を「断固拒否」したとも述べた。

  中国恒大のオフショア債権者グループは債務再編の修正案を巡る協議の一環として、恒大本体と香港上場子会社2社の支配株主持ち分を要求していると、ブルームバーグ・ニュースは先週報じていた。一方、中国恒大は自社株の17.8%、不動産管理を手掛ける恒大物業集団と電気自動車(EV)部門、中国恒大新能源汽車集団の株式各30%分を提供する案を提示していた。

中国恒大の債権者、新たな債務再編案で支配株主持ち分を要求-関係者

  今回の清算申し立ては、中国恒大のオンライン販売プラットフォームの戦略的投資家だったトップ・シャイン・グローバル・リミテッド・オブ・インターショア・コンサルト(サモア)が2022年6月に行っていた。

  マクドナルド氏は申し立てが取り下げられた場合、債権者グループが清算に向けた取り組みを続けるのかとの問いに対し、「恐らくイエスだ」と答えた。

  社債保有者を代表する別の弁護士は中国恒大による最新の提案について、清算に比べて「回収が著しく悪くなる」との見方を示した。

  中国恒大の弁護士は今年、デロイトの試算として清算なら同社社債の平均回収率が3.4%、再編の場合は22.5%と説明したことがあった。

  恒大が9月に発表したところによると、創業者の許家印会長は「犯罪の疑い」で警察の監視下に置かれている。

原題:Evergrande Liquidation Hearing Postponed in Surprise to Lenders(抜粋)

(情報を追加し更新します)

Adblock test (Why?)


https://news.google.com/rss/articles/CBMiQ2h0dHBzOi8vd3d3LmJsb29tYmVyZy5jby5qcC9uZXdzL2FydGljbGVzLzIwMjMtMTItMDQvUzU0RFcxVDBHMUtXMDHSAQA?oc=5

2023-12-04 02:10:59Z
2645114011

Bagikan Berita Ini

0 Response to "中国恒大の審理、また延期-申立人が速やかな清算求めず - Bloomberg - ブルームバーグ"

Post a Comment

Powered by Blogger.