第一生命ホールディングス(HD)は7日、福利厚生代行のベネフィット・ワンに対し、株式公開買い付け(TOB)を実施する方針を発表した。ベネフィット・ワンと親会社のパソナグループの同意が前提としている。医療従事者向け情報サイトを運営するエムスリーもベネフィット・ワンのTOBを実施しており、対抗する形となる。
買い付け価格は1株1800円以上で、来年1月中旬をめどにTOBを開始する予定。買収総額は約2900億円を見込む。買収案では、TOBで約49%を取得した後、パソナの保有株も含めて全株式を取得し、完全子会社化を目指す。
第一生命HDの甲斐章文執行役員は7日の説明会で、「同意なき買収に突き進むことは考えていない」と述べた。生保事業が先細りする中、ベネフィット・ワンの顧客基盤を活用し、同社が強みを持つ福利厚生の代行など、企業向けサービスを拡充していく考えだ。
一方、エムスリーは1株1600円で買い付けるTOBを実施中で、パソナは賛同を表明。新たな買収提案に、ベネフィット・ワンは「慎重に検討し、改めて見解を公表する」とし、パソナは「エムスリーのTOBに保有株式全てを応募する契約を締結している。対応を検討する」とのコメントを発表した。
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2023-12-07 11:03:00Z
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