中国の国家統計局が9日発表した先月の消費者物価指数は去年の同じ月と比べて0.5%下落しました。
中国の消費者物価指数がマイナスになるのは2か月連続で、マイナス幅は前の月から拡大しました。
これは、豚肉などの価格が大きく下落したほか、消費者の間で節約志向が広がるなか、自動車やスマートフォンなどが値下がりしたことが主な要因です。
また、住宅販売が低迷する中、家具や家電製品の価格も下落し、物価を押し下げました。
合わせて発表された、企業が製品を出荷する際の値動きを示す先月の生産者物価指数も、去年の同じ月と比べて3.0%の下落と、14か月連続のマイナスとなりました。
中国では不動産市場の低迷の長期化や厳しい雇用情勢などを背景に国内需要が停滞していて、デフレへの懸念が強まっています。
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2023-12-09 04:49:31Z
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