25日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比274円53銭(1.22%)安の2万2259円79銭で終えた。米国での新型コロナウイルスの感染再拡大に伴う経済停滞懸念から、前日の米株式市場でダウ工業株30種平均が急落。欧米株安を受け、東京市場でも売りが優勢だった。日経平均の下げ幅は前引け間際に一時360円を超えたが、その後は下げ渋った。チャート分析上の節目である25日移動平均(約2万2221円)を終値では上回った。
米ニューヨーク州のクオモ知事は新型コロナの感染者数の多い州からの旅行者について、14日間の自主隔離を求める方針を示した。移動制限が米経済の回復に水を差しかねないとして、「短期志向の海外投資家を中心に、株式などリスク資産の持ち高比率を落としていた」(外資系証券トレーダー)という。米株価指数先物が下げ幅を広げた場面では、日経平均の下げ足も速くなった。
一方、国内では今週から来週にかけて、3月期決算企業の期末配当の支払いが集中する。アクティブファンドや個人投資家などは受け取った配当金を再び株式に投資する買いを入れたとみられ、売り一巡後は下値模索の動きは限られた。
JPX日経インデックス400は続落。終値は前日比164.97ポイント(1.16%)安の1万4079.06だった。東証株価指数(TOPIX)も続落し、18.65ポイント(1.18%)安の1561.85で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆2608億円。売買高は13億537万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1661と、全体の76.6%を占めた。値上がりは442、変わらずは64銘柄だった。
マツダやSUBARU、トヨタなど自動車株が安い。三井不や住友不、菱地所など不動産株の下げも目立った。ファストリやファミマ、京セラなど値がさ株の一角が下落し、電通グループも売られた。半面、デジタルカメラを中心とする映像事業を投資ファンドに売却すると発表したオリンパスが急伸。楽天やNECが買われた。中外薬やキリンHD、ユニチャームも上昇した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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2020-06-25 06:26:06Z
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