ブラジルの新規感染者数は増加傾向が続いている(26日、リオデジャネイロ)=ロイター
米ジョンズ・ホプキンス大の集計によると、世界の新型コロナウイルスの累計感染者数は28日、1000万人を超えた。ブラジルなど新興国で新規感染が急増しているほか、米国など先進国でも感染が再拡大し始めた。約6週間で倍増するなど拡大ペースは再加速している。
国・地域別で累計感染者数が最も多いのは米国の250万人超で、ブラジル(131万人超)、ロシア(62万人超)、インド(50万人超)と続く。上位4カ国の合計が世界全体の約半数を占める。
世界では行動制限を緩めて経済活動の再開をめざす動きが広がるが、感染ペースはむしろ速まっている。感染者は2019年末に中国から世界保健機関(WHO)に初めて報告されてから100万人を超すまで3カ月強かかったが、それから約1カ月半で500万人超、さらに約1カ月で900万人を超えた。
直近1週間の世界の新規感染者数は1日当たり13万~19万人台で推移し、増加傾向が続いている。新興国の伸びが顕著で、地域別では南米が最も多い。最も深刻なブラジルはここ数日、3万~4万人の増加ペースで推移する。インドやメキシコでも感染が急拡大しており、医療崩壊の懸念が高まっている。
経済再開を急ぐ先進国も再び増加傾向に転じた。米国は26日に全米の新規感染者数が4万4千人を超え、最多記録を大きく更新した。経済再開や黒人差別デモで人の接触が増えたことが背景にあるとみられる。フロリダ州やテキサス州など感染増が目立つ州では、再び経済活動を制限する動きが出てきた。
世界の死者数も50万人を超す勢いだ。最多は米国の12万5千人超で、ブラジル(5万7千人超)、英国(4万3千人超)と続く。1日あたりの死者数も約5千人と、再び増加傾向に転じている。
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2020-06-28 09:52:07Z
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