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東証大引け 反発、買い戻し優勢 取引終了にかけ上げ幅縮小 - 日本経済新聞

30日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日比293円10銭(1.33%)高の2万2288円14銭で終えた。前日の米株式相場の上昇を支えに、前の日に急落していた日本株にも買い戻しが優勢だった。中国の6月の製造業購買担当者景気指数(PMI)の改善も追い風に、景気敏感株を中心に買われた。

日経平均は取引開始直後から上げ幅を広げる動きが目立ち、午前には一時前日比450円超まで上昇した。ただ、相場はこのところ方向感の乏しい展開が続いており、持ち高を積極的に買いに傾ける投資家は少なかった。きょうも買い一巡後は戻り待ちの売りが上値を抑え、大引けにかけては急速に上げ幅を縮小した。

7月入りする明日以降は、6月の日銀企業短期経済観測調査(短観)や米国の雇用関連指標などマーケットの関心の高い発表が相次ぐ。「香港国家安全維持法案」の可決を受けた米国側の反応も含め、様子見ムードが広がりやすかった。

JPX日経インデックス400は反発した。終値は前日比98.42ポイント(0.71%)高の1万4049.87だった。東証株価指数(TOPIX)も反発し、9.55ポイント(0.62%)高の1558.77で終えた。

東証1部の売買代金は概算で2兆2425億円。売買高は12億4084万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1093と、全体の約5割だった。値下がりは991、変わらずは85銘柄だった。

ファストリKDDIソフトバンクグループ(SBG)、ファナックTDKが上昇した。一方、中外薬アステラス武田第一三共など医薬品株の下落が目立った。Jフロント丸井Gも安い。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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2020-06-30 06:30:02Z
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