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5月鉱工業生産8.4%低下、4カ月連続マイナス-予想上回る低下幅 - ブルームバーグ

5月の鉱工業生産指数は前月比8.4%低下の79.1と、4カ月連続のマイナスとなった。低下率は市場予想(5.9%低下)を上回った。基調判断は、生産は「急速に低下している」に据え置かれた。経済産業省が30日発表した。

キーポイント
  • 生産指数は前月比8.4%低下(ブルームバーグ調査の予想中央値は5.9%低下)の79.1-前月は9.8%低下
  • 出荷指数は前月比8.4%低下、在庫指数は2.5%低下、在庫率指数は6.9%上昇
  • 製造工業生産予測調査によると、6月は前月比5.7%上昇、7月は9.2%上昇見込み
    • 予測誤差を加工した6月の試算値は0.2%上昇
生産指数は4カ月連続マイナス

エコノミストの見方

第一生命経済研究所の新家義貴主席エコノミスト(26日付リポート):

  • 5月の輸出は急減した4月からさらに落ち込むなど、製造業を取り巻く厳しい環境は変わっていない
  • ヘッドライン以上に注目されるのが6、7月の予測指数。6月は緊急事態宣言の解除を受けて持ち直しが予想されるが、そのリバウンドの度合いに注目が集まる

背景

  • 経産省が前月発表した製造工業生産予測調査では、5月は前月比4.1%低下、試算値は5.7%低下だった
  • 日本の5月の輸出は前年同月比28.3%減と、リーマンショック後の09年9月以来の落ち込みとなった。新型コロナの影響で自動車関連が振るわず
  • 日本の6月の製造業PMI(購買担当者景気指数)は37.8と5カ月連続で悪化。生産高は09年3月以来の低水準に落ち込んだ

(キーポイントとチャートを追加して更新しました)

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2020-06-29 23:56:00Z
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