JFEホールディングスは27日、2020年3月期の連結最終損益(国際会計基準)が1900億円の赤字(前期は1635億円の黒字)になりそうだと発表した。130億円の黒字としていた従来予想を2030億円引き下げ、過去最大の最終赤字に転落する。国内の鋼材需要の減少や海外市場での競争激化を背景に、国内製鉄所で一部設備を休止すると決定。減損損失約2200億円を計上する。
東日本製鉄所京浜地区(川崎市)の高炉1基を24年3月期をめどに休止する。将来の収益見通しを引き下げ、資産価値も引き下げる。JFEが最終赤字になるのは12年3月期以来、8年ぶり。
日本製鉄も2月、呉製鉄所(広島県呉市)の閉鎖を含む大規模な設備合理化を発表。減損損失を計上し、20年3月期の最終損益は4400億円の赤字となる見込みだ。
今期は米中貿易戦争の影響で鋼材需要が減ったほか、足元では新型コロナウイルスの感染拡大に伴い自動車メーカーなどが生産を調整。今後の鋼材需要の不透明感も強まり、株式市場では鉄鋼株が売られている。JFE株は3月19日に一時700円と02年の上場以来の最安値を更新した。
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2020-03-27 06:53:34Z
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