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米国株、ダウ1800ドル超安で始まる 新型コロナまん延や原油安で - 日本経済新聞

【NQNニューヨーク=戸部実華】9日の米株式市場でダウ工業株30種平均は急落して始まった。午前9時35分現在、前週末比1884ドル88セント安の2万3979ドル90セントで推移している。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で景気や企業業績の減速への警戒感が強まるなか、原油先物相場の急落を受けて投資家心理が一段と悪化した。アジアや欧州の主要な株式相場が大幅に下落した流れを引き継いで米国株にも売りが膨らんだ。

取引開始直後、機関投資家が参照にするS&P500種株価指数の下げ幅が7%に達し、取引を一時停止する「サーキットブレーカー」が発動された。停止は15分間。ナスダック市場も取引を停止している。

世界保健機関(WHO)は8日、新型コロナウイルスの感染者が105カ国・地域で確認されたと発表した。米国での感染者数も増加しており、ニューヨーク州も7日に非常事態を宣言した。人や物の行き来が停滞した事態が長期化すれば、世界景気を一段と下押しするとの警戒感を強めた。

前週末に石油輸出国機構(OPEC)と非加盟国のロシアなどとの減産協議が決裂した。サウジアラビアが増産姿勢に転じたうえ、販売価格を引き下げたと伝わった。ロシアも増産の姿勢を示しているという。需給悪化に拍車がかかると警戒され、米原油先物相場が急落した。株式市場では石油株のシェブロンやエクソンモービルが14%強下げている。

原油価格の急落が投資家心理を冷やしてリスク資産を手放し、相対的に安全資産とされる米国債に資金を移す動きが加速した。9日未明の時間外取引で長期金利の指標となる米10年物国債利回りは一時前週末比0.45%低い0.31%と過去最低を更新した。利ざや悪化懸念から銀行のJPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスも急落して始まった。

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2020-03-09 13:45:59Z
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