米アトランタ連銀のボスティック総裁は、銀行危機のただ中で開催された今週の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で、0.25ポイントの利上げは安易に決定されたものではないと述べた。
パウエル議長、インフレ沈静化の決意強調-FOMCは追加利上げ (3)
総裁は24日、米公共ラジオNPRニュースで「多くの議論があった。容易で明快な決断ではなかったが、銀行システムは健全かつ強靱(きょうじん)だとの明確なシグナルが出ていると、われわれは最終的に判断した」と説明。「そうした状況を背景とした上で、インフレは依然高過ぎると考えている」と付け加えた。
FOMC会合の2週間足らず前に起きたシリコンバレー銀行(SVB)の経営破綻は、多くの不確実性を生み出し、一部政策当局者の間では利上げを見合わせる可能性についての議論もあったと、ボスティック氏は語った。
「会合前の週末に状況は悪化しなかったとの認識に、私としては違和感はない。そうしたことから、われわれはこの事態を何とか切り抜けられると考えても大丈夫だと思うようになった」と総裁は語った。
原題:Fed’s Bostic Says Rate Decision Came After ‘a Lot of Debate’(抜粋)
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2023-03-24 13:52:11Z
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