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三菱自、最終赤字3600億円 コロナで減損計上 21年3月期 - 日本経済新聞

三菱自動車は27日、2021年3月期の連結最終損益が3600億円の赤字(前期は257億円の赤字)になりそうだと発表した。新型コロナウイルスの影響で世界での販売台数が急減。工場閉鎖や人員削減など構造改革に伴う費用が膨らむ。配当もゼロ(前期は10円)とする。

最終赤字額はリコール問題で業績が悪化した05年3月期(4747億円の赤字)以来の水準となる。

同日、完成車組み立てを手掛ける子会社、パジェロ製造(岐阜県坂祝町)の閉鎖を決めたと発表した。東南アジアに経営資源を集中し、欧州は新規商品の投入を凍結する。一連の合理化策を受けて今期に構造改革費用を含めた特別損失を2200億円計上する。

今期の売上高は前期比35%減の1兆4800億円、営業損益は1400億円の赤字(前期は127億円の黒字)の見込み。世界販売は25%減の84万5千台となる計画。新型コロナの影響で主力の東南アジアや北米、欧州などで軒並み販売が落ち込む。

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2020-07-27 07:51:29Z
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