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日本株続落、低調な企業決算や円高を懸念-キヤノンやファナック急落 - ブルームバーグ

A man wearing a face mask stands in front of an electric quotation board displaying the numbers of the Nikkei 225 Index on the Tokyo Stock Exchange in Tokyo on June 11, 2020. (Photo by Philip FONG / AFP) (Photo by PHILIP FONG/AFP via Getty Images)

Photographer: PHILIP FONG/AFP

29日の東京株式相場は続落。米国や日本など内外で低調な企業決算が相次いでいることや円高が警戒され、輸送用機器や電機など輸出関連、鉄鋼や非鉄金属などの景気敏感業種中心に安い。決算失望のキヤノンやファナックなどは急落。

  • TOPIXは前日比14.17ポイント(0.9%)安の1554.95-午前10時57分現在
  • 日経平均株価は190円75銭(0.8%)安の2万2466円63銭

〈きょうのポイント〉

  • 米国株は反落、予想を下回る決算が相次ぐ-在庫増加懸念で原油も反落
    • 3M:2Q調整後1株利益、市場予想下回る
    • 米消費者信頼感指数、7月は92.6に低下-期待指数も悪化
  • 米ニュージャージー(NJ)州で新型コロナ感染の伸び加速、フロリダ死者は過去最高
  • きょうのドル・円相場は一時1ドル=104円90銭台、前日の日本株終値時点は105円55銭
  • 日本の格付け見通しを「ネガティブ」に変更、安定的から-フィッチ
  • キヤノンの4~6月期は初の赤字、ファナックの今期営業益は56%減に-日産は今期営業赤字4700億円

  JPモルガン・アセット・マネジメントの前川将吾グローバル・マーケット・ストラテジストは「日本株安には3つの要因がある」とした上で、「決算で市場予想を下回った企業が厳しい。2つ目は円高。最後は米国の景気不安が高まっているのも重要」だと述べた。

  きょうの東証1部売買代金上位では、キヤノンやファナック、日産自動車、小糸製作所、吉野家ホールディングスなど、決算を受けて急落する銘柄が相次いだ。いちよしアセットマネジメントの秋野充成取締役は、「4-6月期の企業決算は予想通り相当悪い」として、「新型コロナ感染の長期化で先行きの回復見通しが立っていないことから、全体の1株利益は今後も低下方向をたどりそうだ」とみていた。

  • 東証33業種では、鉄鋼や輸送用機器、電機、非鉄金属、化学、機械、保険が下落
  • 電気・ガスや不動産、海運は上昇
続落

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2020-07-28 22:55:00Z
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