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日経平均、午前終値は256円高2万2581円 - 日本経済新聞

250円超上げ、2万2500円台で午前の取引を終えた日経平均株価(3日、東京都中央区)

250円超上げ、2万2500円台で午前の取引を終えた日経平均株価(3日、東京都中央区)

3日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日比256円13銭(1.15%)高の2万2581円74銭で前場を終えた。経済活動の再開への期待感から短期筋による買いが続いた。外国為替市場で円相場が一時1ドル=108円台後半まで下落し、円安・ドル高傾向が強まったことで輸出関連株への買いも入った。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響でダメージを受けた米経済を巡り、トランプ米大統領が週内にも追加の救済策の議論を始めると日本時間早朝に報じられ、経済再開への期待感が強まった。前日の米ダウ工業株30種平均が3カ月ぶり高値を付けたこともあり、投資家心理が好転した。

ただ、市場では大幅高に意外感を唱える声も多かった。「企業の業績見通しをもとにした株価のバリュエーション(投資尺度)が分からないまま、短期筋による買いが買いを呼ぶ『空中戦』が続いている」(野村証券の若生寿一エクイティ・マーケット・ストラテジスト)。日経平均を東証株価指数(TOPIX)で割って算出するNT倍率(現物)は取引時間中に一時14.19倍まで上昇し、取引時間中としては3月10日に付けた直近の最高水準(14.20)近くに達した。

日経平均は寄り付き後、上げ幅が一時500円に迫ったが、徐々に利益確定売りが広がり、午前の取引終了にかけて上昇幅は縮小した。

JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸した。

前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆3628億円、売買高は7億6618万株。東証1部の値上がり銘柄数は887と全体の約4割にとどまる一方、値下がりが1197と5割を超えた。変わらずは83銘柄だった。

マツダ日産自SUBARUなど自動車が買われた。日精工NTNジェイテクトも上昇。板硝子AGCも上げた。半面、サイバーやNEC富士通が下げ、王子HDが売られた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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2020-06-03 00:11:12Z
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