今月16日に震度6強を観測した地震で列車が脱線し、現在、栃木県と岩手県の間で不通となっている東北新幹線について、JR東日本は、22日から段階的に不通の区間を短縮し、来月20日前後に全線での運転再開を目指すことを明らかにしました。
乗客3人がけがをしていたほか、これまでに判明した被害は合わせて1000か所に上り、JRは復旧作業を急いでいます。
今月16日の地震で、東北新幹線は宮城県白石市内で下り列車が走行中に脱線し、現在、栃木県の那須塩原駅と盛岡駅の間が不通となっています。
脱線した車両をレールに戻す作業が20日から始まるなど復旧が進められていて、JR東日本は、21日、今後の運行計画を明らかにしました。
まず、22日から
▽那須塩原駅と郡山駅の間と、
▽一ノ関駅と盛岡駅の間で運転を再開し、
不通の区間を、郡山駅と一ノ関駅の間に短縮します。
さらに
▽来月2日ごろに郡山駅と福島駅の間で、
▽来月4日ごろに仙台駅と一ノ関駅の間でそれぞれ運転を再開し、
▽来月20日前後に全線での運転再開を目指すとしています。
不通となる区間については在来線による臨時列車などで代替輸送するということです。
脱線で3人がけが
被害についても詳細が判明し、JR東日本は当初、脱線した車内にいたのは乗客と乗務員、合わせて78人でけがをした人はいなかったとしていましたが、21日、乗客、乗務員は合わせて80人で、乗客3人がけがをしていたことを明らかにしました。
いずれもけがの程度は軽く、入院などはしていないということです。
損傷など約1000か所に被害
また、東北新幹線の沿線では
▽架線の損傷が切断の2か所を含めておよそ550か所、
▽レールのゆがみや損傷がおよそ300か所、
▽高架橋など土木設備の損傷がおよそ60か所、
▽電柱の損傷が79本確認され、
これまでに判明した被害は合わせて1000か所に上るということで、JR東日本が復旧作業を急いでいます。
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2022-03-21 06:04:32Z
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